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10年パスポート


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とうとう10年パスポートが切れてしまいました。 あらためて、

あ~ドイツに来て10年なんだなぁ~

と思いました。 10年前、ドイツに来るために申請した10年パスポートには、これからドイツに留学だ!という闘志満々の顔・・ではなく、やたらと不安そうな、普通の私が写っています。 あれから10年かぁ、感慨深いですね。

パスポート切り替えのために、始めてベルリンの領事館へ行きました。
午前中に行き、待ち時間もなく、即手続きし、その日の午後3時には出来上がっているという仕事の速さに、大げさに喜んでしまいました。

仕事が速い、親切、ていねい・・・感動。

ドイツの役所の人々よ、見習っておくれ。


そして、今日、
日本語補習校でのお仕事の最終日でした。
保育士さんに付き、たくさん勉強させていただきました。 お疲れ様でした、と言われたとき、少し寂しい気持ちになりました。 たくさんの子供たちとふれあい、お互い打ち解けたと思ったら、もうお別れです。 できれば、来週もここに来て、子供たちと笑い合えたらいいのに・・と思っちゃいました。

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ことわる

どうしても手に負えない子供がいました。

クラスにはきちんと来るけれど、ただ遊びに来るだけ。 レッスン中に出たり入ったり、食べたり飲んだり、騒ぐ、歌う、文句を言う。
いくら怒っても効果はなく、一生懸命練習したい子達が練習できない状態。

これは、親にきちんと報告し、態度を改めないのならやめてもらうしかないと思いました。

ドイツ人の他の先生方にもお聞きしたのですが、そろって、

「クラスの邪魔になる子はすぐにやめさせればいい」

と、即答でした。 

私としては、どうにか態度を改めさせたいと思って相談したのですが、そういう風に情が出るのはやはり、日本人だからなのでしょうか?

このままではクラスが悪くなるばかりなので、意を決して親に電話を入れたのですが、その電話中でさえ、

「こんなに悪いけれど、こんないいところもある。 あの時はこんないい顔をしたな。」

などと、その子のよい部分がたくさん思い出され、胸が痛みました。

その子にこだわりすぎて、クラスすべてがグラつく、それでもその子をなんとか変えたいと思うのが正しいのか。

他に残された子達のことを考えて、どうしてもクラスの邪魔をしてしまうその子をやめさせるのが正しいのか。

苦しい選択でした。

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キャッチボール

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とっても熱心に、一生懸命練習してくれる生徒がいます。
「まじめさ」「熱心さ」、これは日本人が本質的に備えている宝だと、自分の経験からも、生徒を見ても思います。

バレエだけに限らず、どの世界でもそうだと思いますが、人が何かを伝え合う場合、そこには見えないキャッチボールがあります。

一生懸命な生徒は私が投げたボールをきちんと受け取り、集めてくれます。
その努力は地味ですが、大きな成功につながります。

でも、その努力が、海外では時に通用しないときがあります。
努力が報われない、認められない、目立たない、そういうことに頭を悩ませるときが必ず来ます。

飛んできたボールは打ち返す、こういう概念しかないのだと、最近わかってきました。

だから自分も大勢の中に埋もれて、目立たなかったのだと思います。

投げたボールを打ち返してくれないと、次に投げるボールがなくなってしまうんです。

打ち返してくれたボールがどこに飛ぶかによって、どう飛ぶかによって、私は次どう打つか考えられるわけです。 そこに、活気が生まれてくるのではないかなと思います。

とってもいいものを持っている子供たち、人一倍努力する子供たち、そういう子たちはもっと評価されるべきです。 
そして、評価されるように努力することも、一生懸命を無駄にしないためにも大切なことなのではないかなと感じました。

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日本人学校 学園祭

学園祭、文化祭、体育祭というと、紅葉がきれいな時期、秋にするイメージがあるのですが、ドイツで11月といえばもう冬。 最近では雪もちらつきます。

きょう、ベルリン日本人学校の学園祭に呼んでいただきました。 
小・中・高学部、全生徒による劇や歌、バザーなど、一歩校舎に入ると、とっても懐かしい気分になりました。 子供たちの劇を見て、みんなとっても声が大きく、生き生きとしていることに単純に驚きました。 自分と比べるから驚いたのかもしれませんが、マイクも何もなしで、講堂中に一人ひとりの声が響くごとに、すごいな~すごいな~と、ただただ感心しました。 私は昔から人前に出て話すことが苦手で、「もっと大きな声で話さないと聞こえないでしょ!」と怒られるのがお決まりでした。 なので、そういう様子の子が見受けられなかったことに驚きました。 大人の私が、子供に「かっこいいなあ~」という感想を持ってしまいました。

さんざん日本を味わったあと、校舎の扉を開けたら、そこはいつものヨーロッパの町並みで、なんだかパッと夢から覚めたような気持ちになりました。

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