アリガトウという気持ち

仕事が終われば、クリスマスカードを書き、また仕事をしては、プレゼントを包み、12月はなんだか毎日バタバタです。 「サンタ宛に手紙を書いたらパソコンで書かれた手紙が来た!」と文句を言っている子がいましたが、子供でも大人でも、自分宛に手書きで書かれたもの、手づくりの物を貰うというのはやっぱりうれしいですよね。

私が “ありがたい” と思うのは、人が自分のために時間をさいてくれた時です。 手紙を書く、ケーキを焼く、どれもとっても時間がかかることです。 その贈り物自体に感激するのはもちろんのこと、それを用意するのにさいてくれた時間を思うと、とってもうれしくなります。

こういう詩があります。

それぞれドイツ語版、英語版があるのですが、やっぱり少しずつニュアンスが違いますね。 

あなたが私のためにさいてくれた時間の束は、私の宝物です

Die Zeit, die du für mich da bist, nährt meine Kraft.

Time that you spent with me is my treasure

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気持ちの表し方

「Haben und Sein」という本の中で、人を好きだぁっ!という気持ちの表し方に見られる国民性の相違が具体例をあげて説明されていました。 

例えば、Tennysonという人の恋の詩に、

Blume in der geborstenen Mauer, ich pflücke dich aus den Mauerritzen, Mitsamt den Wurzeln habe ich dich in der Hand, Kleine Blume-doch wenn ich verstehen könnte, Was du mitsamt den wurzeln und alles in allem bist, Wüßte ich, was Gott und Mensch ist. 壁の割れ目に可憐に咲く花。 そんなきみを摘み取って、今、僕はきみを手に入れることができた。 それでも、それでも物足りなくて、もっともっときみのことが知りたくて、 きみのすべてを余すことなく手に入れることができるなら・・そんなふうに思ってしまう

一方、これと比較する形で、同じシチュエーションで日本人ならどう書くかという例として松尾芭蕉の俳句があげられています。

よく見れば なづな花咲く 垣根かな

ある女性に恋をした。彼女が好きでしょうがない、できるなら彼女のすべてを手に入れたい、でも、もし、もしそうすることで彼女を傷つけてしまうかもしれないのなら、そっとここから見ているだけでいい。 ・・・と、その本の中では解釈されています。

彼の解釈によると、自分たちは「何が何でもきみを手に入れる!それが僕の幸せなんだ。」という気持ちの表し方をするが、アジア人は「きみの幸せが僕の一番の幸せなんだ。」というふうに人を愛するんだよ、と言っています。

これが正しいかどうか別として、面白い角度で国民性の違いを表しているなあと思います。 彼にはアジア人はそういうふうに見えているんですね。

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